
フィンランドから景色の美しいエストニアのタリンへ行く方法は、船とフライトの2種がありますが、金額は3倍違うことと、空港での待ち時間を考えた場合、急いでいない場合は船(フェリー)がオススメです。乗船時間は約2時間半。お菓子を食べて、船内を見学すればタリンの港に着きます。
フェリーの会社はエケロライン(ECKERO LINE) と タリンクライン・シリアライン(TALLINK SILJA LINE)、ヴァイキングライン(VIKING LINE)があり、どれを使うかでヘルシンキでの乗り場が変わります。
私はエケロラインのドリンクなしコースで、30EURくらいのコースで行きました。タリンクライン・シリアラインの船の方が、若干船内が豪華だとは思います。季節や時間帯によっては空席がないので、事前予約をおすすめします。

乗り場はターミナル2「T2」と書いています。ターミナル2までは、トラムに乗って行きます。ヘルシンキのカンピセンター近くのトラム乗り場からは、7番ですが、時々路線が変わることがあるので、トラムの路線図を確認した方がいいでしょう。住民に聞いてから乗るのがベターです。朝9時台のフェリーの場合、8時半から受付が開くので、7時半のトラムに乗っておくと安心ですが、どの時間帯も、1時間前には着いておくようなトラムに乗っておきましょう。トラムは片道2.5ユーロですが、乗り放題チケットDayチケットの残り日数がある場合は提示のみです。トラムを降りたら、徒歩3分でターミナルに着きます。建物はかなり新しいです。

受付カウンターは、ギリギリ30分前に開きました。閉まっていても不安になることはありません。受付のお姉さん達がのんびりと職場に来ると思います。写真はまだ閉まっている状況ですね。受付が開くか否かのタイミングで、多くの人がいきなり窓口に並びますので、そこで、チケット予約画面のコピーまたはモバイルなどWEB画面と、パスポートを提示します。予約がなくても当日乗船も可能です。通常運行の場合、満席になることはほとんどないので、いつでも乗れると思いますが、タリンでイベントがある日は予約があった方がいいでしょう。基本的には、ネットで予約をしていた方がスムーズですし安心です。
フィンランドとエストニアは、シュンゲン協定加盟国なので、出入港の手続きは不要で荷物チェックもありません。パスポートを提示するだけでOKです。 ※デンマーク・スウェーデンも同様です。

受付が済んだらチケットのバーコードをかざし、改札ゲートを通過してください。トランク持ちの場合はエレベーターで2階へ、荷物がない場合はエスカレーターで2階へ移動します。

待合所は椅子は少々少なめですが、お手洗いからカフェまで充実しています。ホットドックやサラダ程度であればこちらで食べることも可能ですが、街中のカフェで買ってきてもいいでしょう。
船の中でもサラダやパン、ケーキを販売しています。

乗り場の待合から乗船予定の大型船が迎えに来たのが見えます。タリンからフィンランドに入る人が沢山乗っていますので、先に彼らが別ルートから降ります。

車椅子とベビーカーの優先搭乗の次に、一般の入場です。スタッフに誘導されながら、チケットのバーコードを再度通します。自由席なので前からでも後方からでも入れますが、中の席を選ぶのに時間がかかるかもしれません。音楽の音量が大きいブースなどもあるので、静かな場所がいいひとは、後方(右)から入るのがいいでしょう。


船内の廊下です。右のブースに人が座っているので、ここにテーブルと椅子があり、USBポートの充電ブースがあります。4人くらいは使用できます。もし使う場合は、置きっ放しにはしないようにしましょう。船内ですが、意外と持参のWI FI(インターネット)は入ってきます。

フィンランドに向かっているシリアラインとすれ違いました。

船内サービスでショーステージなどがあります。椅子も自由席ですので、音楽が好きな方はぜひ聴いてみてください。

船内にはビュッフェが2箇所ほどと、バーが2箇所、簡易レストランが1箇所はあります。早めの昼食で、タリンに着く前に腹ごしらえをしてもいいですし、タリンでたっぷり食べてもいいですね。やはり船内では海老の乗ったサラダが気になるところです。
ちなみに、フィンランドとエストニアの通貨はユーロです。エストニアの物価は、フィンランドの2分の1〜3分の1です。

フードコートです。サラダとドリンク、フルーツを置いています。ビュッフェに比べると高くはないでしょうが、安くもありません。

カフェ&バーのスペースです。夜が賑わっているのでしょうね。


雑貨や洋服を売っているスペースもあります。

ワインなどを沢山売っている売店が船内の前方、入口付近にあります。お土産の下見などにいいでしょう。

フェリーを降りたところです。出たら左に行き、スロープを降ります。

タリンに着きました。タリンのフェリー乗り場のターミナルAの1階です。エケロラインは基本的にはターミナルAに着くので、もしタリンからスウェーデンに行く場合は、800mほど歩いてぐるっと港を周り、ターミナルDに行く必要があります。私は先にターミナルDにトランクを持って行き、ロッカーに荷物を入れ、タリンの街を散策しました。



タクシーが沢山待っているので、宿泊の場合は利用した方がいいでしょう。街を散策する程度であれば、徒歩30分もかからずに旧市街へと行くことができます。