デンマークのコインには、ハートマークが入っており、日本では「幸せを呼ぶコイン」としてお土産に持ち帰られたり、転売などもされています。なぜハートかというと、どこで生産されたかを表す造幣元の「ミントマーク」がハートだったことから、小さなハートが刻印されています。ただしこれは2000年以前に作られたもの。

2000年以降生産されているコインには、日本で人気のハートのミントマークは入っていません。

デンマーク国立銀行(Danmarks Nationalbank)はキャッシュレスの流れを汲み、「電子的な支払いと需要が高まる中、紙幣や硬貨の生産を続けることは経済的ではない」と述べ、2016年より紙幣や硬貨の生産を外注しています。日本でいうと、日本銀行では紙幣と硬貨を作らないと決めたということです。

デンマークは紙幣と硬貨について、2020年までに1億クローネ(1700万ドル)の総節約を検討しているので、今後コインは増え続けることはなく、貴重なものになっていくかもしれません。

もしデンマークのコインを見つけたら、大切にとっておくのもいいかもしれません。

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